〜槍・穂高を眺めながら雲上の散歩道を歩く〜

常念岳〜蝶ヶ岳 2857m(2003年7月)

平成15年7月23日(水)〜7月27日(日)    
    

参加者     15名  


7/23(水)


         久しぶりの登山。左足ふくらはぎに爆弾をかかえての参加。膝も相変わらず不安。痙攣があるかも・・。
         ザックは食料、水を除いて9kgにおさえた。ウエストバックも持つことにした。
         当地(秋田)は天気がいいのだが、現地は雨らしい。予報も芳しくない。朝に荷物を準備する。
         妻と息子は学校へいっている。
・ 10:50  娘と一緒に家を出る。娘は午後からの部活。娘と二人で電車に乗るのはいつ以来だろう。娘は恥ずかしがっている。
・ 11:05  H駅に着く。だいぶ早く着いた。待合室でゆっくり待つ。
・ 11:20  H駅発。普通列車は満席だった。秋田まで立ったままいく。
・ 11:52  秋田駅着。ここで娘と別れて、新幹線ホームで牛めし弁当とお茶を買い「こまち」に乗り込む。
・ 12:02  「こまち16号」出発。

        関東平野に入ったら小雨模様だった。
              

・ 16:06  東京駅着。中央線快速で新宿へ。
         若い女性(大学生か)の登山一団と同車両になったが、彼女たちは今日の出発。明日一緒になるはずがない。
・ 16:40  ホテルサンルート東京に入る。明朝の朝食券をサンドイッチ(ランチBOX)に変更してもらう。8階2859号室。
         外に出る。西口の石井スポーツで水筒を買う。京王百貨店8Fで中華料理の夕食をとる。
         ダイコク(ドラッグストア)でバンテリンとふくらはぎのサポーターを買う。これで準備OK。
・ 22:30  ホテル戻り、TVでプロ野球のタイガースがスワローズに延長の末、サヨナラ勝ちしたのを見届けてベットに入る。
         目覚ましテレホンを5時20分にセットして・・。

7/24(木)


・  5:00  テレホンより先に目が覚める。外は雨模様のくもり空。洗面、身支度を整え、いよいよ山モードに入る。
         僕は晴れ男なのだ。
・  6:00  ホテルを出る。コンビニに寄る。ポカリ・パン・ジュース・エネルゲン・すっぱい系などを買う。
・  6:20  中央線特急ホームでホテルからのサンドイッチの朝食を取る。
・  7:00  特急「スーパーあずさ1号」出発。
         添乗の和田さんが回って、会員券の回収とワッペンの配布。天気については、現地にいくまでわからないと話していた。
         隣の席は千葉県勝浦から参加した元校長の、今回最年長者(73歳)の瀧口さんだった。
                      

         岡谷を過ぎ、塩尻の手前のトンネルを過ぎると劇的に青空が広がった。
・  9:36  松本駅到着。ここで乗換。時間がなくホームを走る。
・ 10:11  穂高駅着。ここでガイドの太田幸利さんと合流する。一行が15名だとはじめて知る。(添乗。ガイドを含め)
         トイレを済ませ、ジャンボタクシー2台で登山口へ向かう。東京は大雨で雷が鳴っているという。途中コンビニに寄る。

・ 10:40  一の沢登山口到着。ここで昼食。山岳相談所に詰めていた人がキュウリとみその差し入れ。
         しかも食べ放題。とても美味しかった。ザックに詰めていく人もいた。

     

・ 11:00  いよいよ登山開始。
         一行15名なので、先頭がガイドの太田さん、次に1班5名、次に2班4名、次に3班4名、最後に添乗の和田さん。
         (僕は2班だった)
・ 11:15  休憩。(橡ノ木山ノ神)柏手を打って登山の安全を祈る。衣服の調整も行う。
・ 11:45  川原で昼食。先ほど食べられなかった人のために大休憩を取った。僕はパンを食べる。
         川原は白いしぶきで気持ちがいい。前常念岳が見える。
・ 12:45  休憩。
         一ノ沢から2.8km、常念小屋へ2.9km
・ 13:25  休憩。左足膝の上(大腿四頭筋の付け根)に痙攣が襲う。

・ 14:00  休憩。
・ 14:10  出発。休憩したおかげで少しは楽になる。
         雪渓。胸付八丁。左足をかばったら右足にも痙攣が襲う。
         一行から離れて一人遅れる。僕の後ろにもっと遅れた瀧口さんと添乗の和田さんがいる。
         他の登山客に追い越される時に、武蔵野市の嶋崎さんという人がいた。途中追いつ越されつしたが、最後は離された。
・ 14:45  休憩。常念小屋まで1km。

・ 16:00  常念小屋到着。さっそく生ビールを飲む。(800円)
         ロビーがいっぱいだったので、全員部屋で車座になって談笑しながら自己紹介したり、登山歴や仕事の話で盛り上がる。
         100名山まで後少しという元気なおばさんや、カルシウムの教授や、3組のご夫婦、重いカメラを背負ってきた瀧口さんなどなど。
・ 18:30  外に出る。携帯電話のアンテナがすぐそばにあるので、携帯がびんびん通じる。さっそく家に電話する。
         妻がでて、登山の無事を喜んでいた。テント場でテントを張っている組もいる。
         小屋は夏休みということで、平日だったが学校登山の団体で最高に混んでいた。
・ 19:30  山小屋としては遅い夕食。これも混んでいるためか。食後におみやげのバッジを買う。
・ 20:30  床につく。
         男女一緒の部屋でひとりにふとん1枚もこない状態。僕は出入り口のところにひとり1枚で寝る。
         しかしトイレに出入りする人のため十分眠ることができなかった。
          

7/25(金)


・  4:00  全員一斉に起床。僕はすぐトイレにいく。これが僕の山での鉄則。起きたらまずトイレ。トイレはすぐ混むから。
         また、部屋に戻って静かに横になる。部屋の窓から北穂高岳〜槍ヶ岳までよく見える。槍にはかすかガスがかかっていたが・・・。
・  6:30  朝食。ごはんが固かったので、お茶漬けにする。完食。小屋からポットにお茶、ペットボトルにお水を分けてもらう。
・  7:00  常念小屋を出発。2班が先頭になって登り始める。
・  7:20  休憩。(衣服調整)

・  8:40  常念岳山頂(2,857m)周りがガスでかすんでいる。全員で記念写真を撮る。
         山名プレートが壊れていたが、ガムテープや絆創膏でどうにか補修して写真を撮る。

     

・  9:07  下山開始。
・  9:50  休憩。
・ 10:50  休憩。途中で小雨が降り始める。僕はザックカバーを付ける。雨具を着込む人もいた。
         途中でガイドの判断でバラバラになってヒュッテに駆け込む。
・ 14:00  蝶ケ岳ヒュッテ到着。乾燥室に汚れた物を乾かして、2段になった部屋に入る。上が男性陣、下が女性陣が入る。
         すぐ、食堂に集合して遅い昼食を摂る。カレーライスだった。酢っぱ味のあるカレーでとても美味しかった。
         前日に作る固く冷たくなった弁当などよりずっといい。着替えてから、明日のパッキングを済まし、バッジを購入し、
         生ビールを飲んで、部屋に戻って横になる。
・ 15:30  僕たちがヒュッテに入ってから本降りになっていた雨が上がった。
         館内放送で穂高、槍の眺望がきくと流されたのでさっそく外に出てみる。


・ 17:30  夕食。明日が土用丑の日ということでうなぎがついた。
・ 20:30  早めに床につく。

7/26(土)


・  4:00  起床。トイレを済まし、また横になる。
・  5:00  外で日の出を見る。モルゲンノートの槍、穂高を眺める。ヒュッテに戻って食堂に並ぶ。(朝食は早い者順)
・  5:30  朝食。
・  6:00  ヒュッテを出発。
・  6:15  蝶ケ岳山頂。

・  7:00  休憩。長塀山。樹林帯の中を下山する。途中2〜3回休憩をはさむ。
・  9:30  徳沢。ここである程度解散し、上高地帝国ホテル前に集合とする。僕は一人で梓川左岸を上高地温泉ホテルに急ぐ。
・ 11:15  ノンストップで河童橋に着く。我が登山隊一行では一番で到着する。冷たい牛乳を飲む。
・ 11:30  上高地温泉ホテルに着く。後からきた一行と一緒になってまず昼食を摂る。生ビールとカレーライス。
・ 12:00  温泉に入浴。(600円)シャンプーをする。
・ 13:30  上高地帝国ホテル前を貸し切りバスで出発。
         100名山ねらいの威勢のいい女性二人が現れなかったがそのままバスは出発した。

・ 15:10  松本駅着。ここでガイドの太田さんと別れる。
・ 15:20  あずさ66号の自由席の客となる。
         缶ビールとつまみを買って、みんなと離れてひとりで座る。ひとり静かに今回の山行を振り返るために。
・ 18:06  新宿着。そのまま山手線で上野に出る。
・ 18:40  上野「聚楽台」で寝台特急発車まで、晩酌・夕食で時間を過ごす。
・ 21:41  上野発。寝台特急「あけぼの号」B個室寝台。

7/27(日)


・  7:18  定刻通り八郎潟駅到着。
         歩いて我が家に帰宅する。無事、常念岳から蝶ケ岳縦走の登山を終える。


感 想
しんどかったぁ〜。でも、あの穂高と槍の眺望が忘れられない・・・・。また行くぞぉ〜。