〜憧れの北アルプス穂高連峰を歩く〜

奥穂高岳3190m・前穂高岳3090m(2001年7月)

平成13年7月25日(水)〜7月30日(月)     

参加者     29名  


7/25(水)

・ 20:31  寝台特急「あけぼの」八郎潟駅を定刻に発車。2号車7番下段  車内は4,5人よりいない。天気は晴れていた。

7/26(木)

・  6:30  上野までのキップだったが大宮で下車する。埼京線で新宿に出ることにする。ホームは19,20番線
・  6:45  電車を2本やり過ごしてから各駅停車で発車する。
・  7:25  新宿着。先頭車両に乗ったが新宿の出口を考えると最後尾が正解だった。西口から出て都庁方面に向かう。
         登山の格好をしている人もたくさんいた。都庁の地下駐車場でツァーの受付をすます。
         その後近くのコンビニ(ampm)でサンドイッチ・牛乳(朝食)を仕入れる。(店はBF1で7:30〜開店だった)
・  8:00  新宿発。さわやか信州号のバスは満員で普通の観光バス(立川シティバス)だった。
         登山客だけでなく、上高地散策の客もたくさん乗車していた。(家族連れが多かった。)
・ 10:25  八ヶ岳PA。途中、雨が降っていたがPAに着いたら晴れていた。トイレ休憩。
・ 10:40  PA出発。
・ 11:50  新島々駅前着。2回目のトイレタイム。天気は快晴になっている。
・ 11:55  新島々発。
・ 12:55  上高地到着。くもり空。バスターミナル2階食堂でもりそば(800円)を食べる。
         相席した人が同じツァー参加者で盛岡からきた女性だった。相当あちらこちら登っているらしく、
         直前にも岩手山に登ってきたと話をしていた。外のトイレを利用したらチップ100円だった。

・ 14:45  ツァー本体のバスがやってきた。一行29名集合。
・ 15:05  上高地発。くもりからだんだん晴れてきた。河童橋を左に見て、梓川沿いに遊歩道を歩く。
・ 15:50  明神着。橋を渡れば嘉門次小屋や明神池があるという。
・ 16:00  明神発。
・ 16:55  開けた草原の徳沢着。今夜の宿は 井上靖の小説の舞台 氷壁の宿「徳沢園」とてもいい宿。
         山小屋でもなく旅館でもなく、その中間という感じ。二階「やちだもの間」に8人で入る。
・ 17:30  風呂に入る。浴槽は4,5人でいっぱいになるような風呂だが、山小屋で風呂に入れるとは、これ贅沢の極み。
・ 19:00  夕食。手作りコロッケ、手作り豆腐、イワナの塩焼き、そばの入った汁物、漬け物など。生ビール(700円)
         向かいに座った北九州からきた人がウィスキィーを1杯くれた。
・ 20:00  全員で布団を敷く。8畳に8人だと狭いので、2人が押し入れに寝る。おかげでゆっくり眠れた。
・ 21:00  消灯。

7/27日(金)

・  4:45  目が覚める。すぐにトイレにいく。(これが山の鉄則)そしてまた布団に入る。
・  5:30  全員起床。洗面、身支度を整える。
・  6:30  朝食。
・  7:00  玄関前集合。全員でストレッチ体操。若い添乗員が指導。
・  7:10  徳沢園を出発。
・  7:45  休憩。徳沢より2,5km、横尾まで1,5km地点の川原で休む。屏風岩(側面)が見上げるほどの角度で迫る。
         天気は晴れ。暑くなってきたので、ここで上のシャツを脱ぐ。
・  8:10  横尾着。横尾山荘前で休憩。登山者で混んでいた。山荘は新しくて清潔そうだった。トイレにいき、水分を補給する。
・  8:35  横尾発。左に屏風岩の大岩壁が見える。クライマーの姿は見えなかった。
・  9:30  本谷橋で休憩。若くて綺麗な女性が一人で追い越していった。
         休憩中、同行の人から沖縄黒糖かりんとうをいただく。疲れた体には甘いものがいい。
・  9:45  本谷橋発。途中2回休憩。
・ 11:30  涸沢ヒュッテ到着。徳沢園から持ってきた昼食のおにぎりを食べる。
         涸沢パノラマ売店で冷やしトマト(200円)とポカリ缶2本(300円×2)、午後の紅茶缶(300円)を買う。
         売店の主な値段
           カレーライス  800円    ラーメン  800円
           うどん     800円    冷やしスイカ200円
          缶ビールロング1,000円
         涸沢カールの眺めを堪能し、カメラに収め、記念の写真を撮る。我々を追い越した若い彼女もここで休んでいた。

・ 12:15  涸沢ヒュッテ出発。
         途中テント場、涸沢小屋のテラスを通り、休憩をはさみながらザイデングラードを通って、
         見上げていたゴジラの背骨のような前穂の北尾根が目の高さより下になったら白出のコル。
・ 15:10  穂高岳山荘到着。霧の中だった。夕食前にロビーで缶ビール(ロング 750円)を飲む。
・ 18:00  夕食。コロッケ、やさいサラダ、みそ汁(おかわり)など。デザートにオレンジも付く。夕食後外に出る。肌寒い。
         ロビーでVTR上映。小屋の主人の今田英雄さんが説明してくれた。
・ 19:30  床につく。布団2枚に3人寝ることになる。布団と布団の間でなかなか眠れない。

7/28(土)

・  4:30  起床。もやの中、風も強い。すぐトイレに行く。
・  5:00  外に出てみる。だいぶ霧も晴れてきた。いい天気の予感。日の出は見ることが出来なかった。
         売店でお茶を買う。300円/gで150円分。ポカリも2本(380円×2)買う。
・  5:30  朝食。
・  6:30  玄関前集合。ストレッチ体操。東京から参加した女性が具合が悪いという。添乗員がザックを背負ってあげる。
・  6:40  穂高岳山荘出発。すぐハシゴの急な岩登りとなる。天気がだんだん晴れ渡ってくる。
・  7:10  奥穂高岳山頂。(3190m)写真を撮ったり、山岳展望を楽しむ。
         笠ヶ岳、黒部五郎岳、槍ヶ岳、鹿島槍ヶ岳、大天井岳、常念岳、前穂高岳、乗鞍岳、奥穂の衛兵ジャンダルムなど。
         天気は快晴。こんな展望はめずらしいとのこと。
・  7:40  前穂に向かう。吊り尾根の岩峰をアップダウンを繰り返しながら・・・。
・  9:30  紀美子平着。休憩。荷物をおいて手ぶらで前穂山頂に向かう。

・ 10:10  前穂高岳山頂。(3090m)ここでも展望バツグン。写真を撮る。
・ 10:45  下山。
・ 11:10  紀美子平着。
・ 11:25  紀美子平を出発。すぐ鎖場で緊張の連続。
・ 11:55  途中で昼食休憩。穂高岳山荘からの弁当をサーモスにいれたお茶でお茶漬けにして食べる。我ながらグッドアイディア。
・ 12:20  出発。どんどん下る。前穂を見上げることができるほど下った。
・ 14:40  岳沢ヒュッテ到着。我が家(妻)に携帯電話を入れる。
         息子達のドッジボールチームが県大会で3位になり、これから表彰式、その後焼き肉の慰労会とのこと。
         外のテラスで生ビール(800円)を飲む。

・ 17:50  夕食。生ビール(800円)で同席の6人で乾杯。今日の山頂征服の余韻に浸る。
         夕食はお茶漬けにして戴く。フライドチキン、ポテトサラダ、キャベツのせん切りなど。
         どういうわけか生ビールが1杯余分にきたので、僕が戴くことに。九州の人、関西の人、名古屋の人、東京からの人・・。
         東京からの参加者は僕をふくめて5名と少ない。外でガイドの3人と談笑する。
・ 19:30  部屋に戻ってみるとみんな寝ていた。
・ 20:00  消灯。

7/29(日)

・  4:00  起床。トイレ。外は快晴。
・  4:30  電灯が灯り、全員起きあがる。
・  5:00  身支度を整え、外に出る。気持ちがいい。乗鞍岳の稜線がはっきり見える。
         焼岳に朝日が当たり、燃えるような色に染まる。
・  6:00  朝食。
・  6:30  集合。ストレッチ体操。
・  6:40  下山開始。
・  8:45  河童橋に下山する。売店の店頭で安曇野牛乳(250円)を飲む。

・ 10:00  バスで平湯に向かう。平湯で温泉に浸かり、山の垢を落とす。ここで昼食を各自でとる。
         ざるそばと生ビールにする。平湯で東京組は残され、その他の人たちはバスで名古屋方面に向かう。
         東京組は14:15の高速バスに乗ることになる。それまで、バスターミナルでお土産を買う。
・ 14:15  高速バス出発。予定では19:00新宿到着のはずだが・・・今日は渋滞らしい。
         松本ICから長野、中央高速に上がるが途中2カ所のSAに停まる。
         大月JCあたりから案の定、渋滞がはじまる。バスはトイレ付きなので心配ないのだが。
         小仏トンネル付近や八王子付近などは前に進まないほどの渋滞。
・ 20:00  1時間遅れで新宿到着。ここで他の4人と別れて、山手線で上野に出る。
         上野駅前のレストラン聚楽台で夕食。生ビールやおつまみ、上寿司などを食べる。
・ 21:41  寝台特急「あけぼの」上野発。

7/30(月)

・  7:24  八郎潟着。妻に迎えにきてもらい無事我家到着。


感 想
夏休みに入って間もなく、月末の多忙な時期に我が子のドッジボールの大会もなげうって参加した穂高連峰の登山ツァー。
日頃の鍛錬もないまま参加したツァーだったが、とても満足のいく結果だった。山をはじめた者は、いつかはあこがれの
槍、穂高に登ろうと思うだろう。そんな山についに登ったのだ。

参加者が多かったが、みんないい人ばかりで、添乗(ガイド)も優しく、宿泊の宿も良くてとても満足した。
山はスケールが大きく、展望もよく、次はあの山へと意欲をかきたてるに充分だった。
特に涸沢には秋の紅葉の時にぜひまた訪れて見たいと心に刻んだ。これで富士山、北岳、奥穂高岳と
日本のベスト3に登頂したことになる。僕の日本百名山の旅はまだまだ続くのである・・・・。