〜敗戦の将が復活を期す母なるふるさとの山〜

秋田駒ヶ岳 1637m(2000年10月)

平成12年10月7日(土)天気 晴れ    

参加者     ソロ登山  


10/7(土)

・  8:10  自宅出発。前回の登山(9/15早池峰山)の両足痙攣というアクシデントで、
         すっかり怖じ気づいていたが天気に誘われて、汚名を返上すべく心のふるさとの山「秋田駒ヶ岳」に一人で向かう。
         途中井川のローソンに立ち寄るが、八郎湖の魚釣り人で商品が無くなっていたので、何も買わずに立ち去った。
・  8:30  昭和男鹿半島ICから高速に上がる。4車線化の工事でスピードが出せずイライラする。
         途中霧も出て快晴を約束されているようだった。
・  8:50  協和ICで下りる。(1,200円)角館の長野あたりから和賀岳が見えた。駒ヶ岳の頂上は雲で隠れていた。
         途中、生保内の手前のいつものスパーでおにぎり、ラーメン、お茶などを買う。
・ 10:00  駒ヶ岳登山口のかもしか駐車場に着く。すぐ準備を整え、バスの列に並ぶ。バスは満員で数人を残したが、
         僕はどうにか乗ることができた。でも、ギュウギュウ詰めを我慢することとなった。
・ 10:10  バス出発(8合目まで350円)途中紅葉が真っ盛りだった。

・ 10:28  8合目駐車場着。まだ新しい8合目小屋で身支度を整え、隣接しているトイレを済ませ、いよいよ登山開始である。
・ 10:35  登山開始。もっともポピュラーな新道コースをいく。小屋の前に水場があるので補給する。
         途中、片倉展望台(1456m)からの眺めがすばらしい。
         田沢湖を眼下に見下ろしながら、乳頭山の尖った山頂や、森吉山、八幡平が臨まれる。
・ 11:15  阿弥陀池の辺りに着く。みんなここで足を止めてどちらに向かうか悩んでいるらしかったが、
         僕は迷わず男岳に向かう。男岳へは阿弥陀池入口を右に登っていく。岩にペンキで矢印が描かれている。
         一息で稜線に出る。男岳山頂や女岳、小岳の火口原が美しい。
・ 11:35  男岳山頂(1623m)に到着。男岳山頂の一番のご馳走は360°の大パノラマである。
         奥羽の脊梁山脈が南に連なり、東に早池峰山が見える。北東に岩手山北に秋田駒の主峰の男女岳、北西に森吉山、
         そして南西には鳥海山。ストーブを使ってラーメンを食べるつもりだったが、人が多く、場所の確保が難しかったので、
         おにぎりだけの簡単な食事とした。最初、雲がかかっていたがすっかり雲がとれていた。

・ 11:55  下山開始。馬の背コースを横岳に向かう。狭い痩せ尾根である。途中2人とすれ違う。
・ 12:15  横岳。(1583m)ここでストーブを使ってラーメンを食べる。
・ 12:40  横岳分岐から北東に焼森へ向かう。
         阿弥陀池を左に見ながら少し下ると道は火山砂礫になり、石を積み上げたケルンがいくつか見える。
           焼森のピークを左に巻くように下っていくと、次第に木々の中に入っていくようになる。途中赤倉沢源流部を横切る。
・ 13:15  8合目駐車場に、すでにバスを待つ人の列ができていた。
・ 13:30  バス出発。1台ではおさまり切れず、特発でもう1台出る。
・ 13:55  かもしか駐車場着。(350円)
・ 14:00  自動車で帰宅の途につく。
・ 14:45  角館「花葉館」で温泉入浴。(400円)秋田駒の帰りはいつもここのお風呂に入る。お気に入りの場所である。
・ 15:18  温泉を出発。
・ 17:00  自宅に到着。


感 想
前回の早池峰山登山で両足痙攣を起こし、敗北感に沈んでいたが、天気に誘われ、心を復活させるため通い慣れた
「秋田駒ヶ岳」登山を試みた。膝も足も気力も何ともなく、全てを回復した。そんな癒しの山行だった。